
心に残った辞世の句
なんとなく2chの余命もいくばくもない雰囲気ですが
それにふさわしい話題を。
日本史上心に残った辞世の句って何ですか。
一番有名なのは豊臣秀吉の
「つゆとをちつゆときへにしわかみかな
なにわのことはゆめのまたゆめ」
ですかね。
5 :日本@名無史さん:01/08/26 18:05
俺は高杉晋作の
「おもしろきこもなき世をおもしろく・・・」
だな。
6 :日本@名無史さん:01/08/26 18:10
>>5
同意。
むしろ最後の七七の句を付け足さない未完のままがいいね。
モ-ツアルトのレクイエムと同じで。
7 :5:01/08/26 18:38 ID:aCdcnBlw
>>6
たしか、臨終を看取った尼さんが続きに
「すみなすものは心なりけり」
ってつけたんだよね?
それで高杉晋作がニヤって藁って死んだって聞いた。
22 :日本@名無史さん:01/08/27 23:12 ID:AfiBDM6s
「願わくは 桜の見ゆる 春死なむ」
ご存知の通り西行の辞世の句だが、これを絶叫しながら死んだやつがいる。
戦国期の島津本家。現在の鹿児島県の加治木町周辺しか領地が無く、
各分家から攻められ孤立無援、屋敷に火を放って泣きながら絶叫して自刃。
もともとの句のイメージからかけ離れているし、そもそも自作ですらない。
でも、かえって真実味がある。よくこの状態から100年も経ずして九州統一直前まで行ったものだ。
24 :日本@名無史さん:01/08/28 01:44 ID:6S4DOL8A
「わが事も 全て了りぬいざさらば さらばさらばで はい左様なら」
陸軍大将 土肥原堅二 A級戦犯として死刑
「これでよし 百万年の 仮寝かな」
海軍中将 大西瀧治郎 特攻開始者
世間的には色々評価の分かれる人間だろうけど、これらの句は(・∀・)イイ!
15 :日本@名無史さん:01/08/27 11:22 ID:z75Vf9Nw
大内義隆 44歳
さかならぬきみのうき名を留めをき
世にうらめしき春のうら波
討人も討るゝ人も諸共に
如露亦如電応作如是観
125 :歴史の勉強:01/10/07 03:34
「棄我百年命、報公一日恩」
「出門妻子贈寒衣、問我西行幾日帰、来時×黄金印、莫見蘇秦不下機」
「四大元無主、五薀悉皆空、西国生霊苦、今日斬春風」
(×は欠け字。人偏に「党」の旧字より成る。「仮に」という意味らしい)
一番上は、1333(正慶2)年の鎌倉合戦に際して金沢貞将(さだゆき)が北条高時に献じたもの。
もっとも、太平記に書かれているだけで、実作があるか疑わしいから、「伝説」の域を出ない。
下ふたつは、モンゴルから派遣された使節の辞世の詩。上が杜世忠、下が何文著のもの。
こういうものを作る教養人を、あっさり龍ノ口で処刑した北条政権の外交感覚を疑う。
134 :名無し:01/10/07 14:03
>125 北条時宗が元の使者を斬った話は、子供の頃酷いと思った。
しかし、戦う以上、国内を見られたので、生かして帰すことは出来
なかったと知り納得した。
今の我々よりも賢いのである。
ただ日本人らしく気の毒に思って慰霊碑を建てている。
昔の使者というのは、実に命がけだったのだ。
交渉が不調なら、生きて帰れなかった。
122 :日本@名無史さん:01/10/06 22:02
死ぬる迄恋女房に惚れ候。すみ子今帰ったよーーー天皇陛下万歳
128 :歴史の勉強:01/10/07 12:22
122は、1936年の「2・26事件」に参加して、
処刑された陸軍将校の辞世だよ。
「澄子」は奥さんのこと。
60 :日本@名無史さん:01/11/27 05:01
一茶
「盥から盥にわたるちんぷんかん」
とか、そんなんだったと思う。つまり、産湯から、死体になって洗われる
までこの世にあったけど、なにやらぜーんぜん分からんかった、みたいな意。
空海は
生のはじめに昏(くら)く、生の終わりに冥(くら)し。 だっけか。
漢字を忘れた。冥い、のか、昧い、のかによって意味がずいぶん違うな。
262 :日本@名無史さん:01/12/01 09:05
>>260
「盥」って何て読むの?
263 :日本@名無史さん:01/12/01 12:05
>262
たらい、です。産湯を使ったり、死んだ方の体を洗ったりする時使うから。
264 :日本@名無史さん:01/12/01 14:57
ふ-ん、一茶って悟ったようなイメ-ジがあるけど
そんな辞世を詠んでたんだ。
というよりなにか小難しいことをいうよりは悟っていたというべきか。
感じ的に一休禅師の臨終の心境に似てるな。
265 :260:01/12/01 23:41
悟りの境地とは、「犬が西向きゃ尾は東」つまり当たり前のことが当たり前と
受け入れられるってことだ、みたいなのを読んだことあるけど、そんな感じかな。
一茶で言えば、死ぬ時には肩肘張った心がとれて、
「ちーともわからへんかったわ」と素直に呟けた、ってこと?
250 :日本@名無史さん:01/11/24 09:56
「吉野山 風に乱るる もみじ葉は
我が打つ太刀の 血煙りと見よ」
幕末の天誅組の指導者吉村寅太郎が本陣とした奈良・五条の櫻井寺に行ってきたよ。
まだ血煙と見えるほど紅葉は赤くなってなかったけど記念に数枚拾ってきた。
寺には「天誅組本陣跡」の碑があっただけだったけど少しの間感慨に耽ってました。
251 :日本@名無史さん:01/11/24 10:00
「あす散るも 色は変わらじ 山桜」
東北戊辰戦争で散った二本松藩士の辞世
なんか好きだなぁ、と思う
233 :M.Ts ◆bJNtyUaM :01/10/30 23:12
「進歩ノナイ者ハ決シテ勝タナイ
負ケテ目ザメルコトガ最上ノ道ダ
日本ハ進歩トイウコトヲ軽ンジ過ギタ
敗レテ目覚メル、ソレ以外ニドウシテ日本ガ救ワレルカ
俺タチハソノ先導ニナルノダ
日本ノ新生ニサキガケテ散ル マサニ本望ジャナイカ」
臼淵大尉
太平洋戦争末期、戦艦大和の水上特攻時の最後の言葉
取り様によっては辞世の句と取れるのでアプします
234 :日本@名無史さん:01/11/01 19:08
233の言葉って結構有名だよね。
太平洋戦争時の若者の遺言、辞世の句は非常に優れたものが多いと思う。
213 :こぶへいのおやじ:01/10/23 03:10
危篤状態で入院中、家族が何を問い掛けても無反応
「あなた!自分が誰かわかるの?」
「・・・」
「田村マサカズ」
ち~ん、ご臨終です。
真の芸人だNE!
215 :大学生:01/10/23 06:54
>231
「加山雄三!!!」
じゃなかったっっけ?
こぶちゃんの親父さん、林家三平の最後のことばは。
217 :こぶへいのおやじ:01/10/24 01:11
>>215
少年隊がテレビの中でいってたのはマサカズだったよ。
少年隊の勘違い?
219 :大学生:01/10/28 11:46
>217
こぶちゃんがテレビで言ってたのが「加山雄三!」だった気がするんですよ。
病室で昏睡状態の三平師匠が突如上半身を起こし、
「加山雄三!」
と、禅僧さながらの大喝を発したらしい。
さすが芸人……芸に対しては一切妥協なし!
横山のヤッさんみたいだなあ、と。
235 :日本@名無史さん:01/11/01 19:40
最後の大名、そして唯一の脱藩大名
林昌之助忠崇
真心の あるかなきかは屠りだす 腹の血潮の色にこそ知れ
戊辰戦争、仙台で降伏するときに切腹覚悟で詠んだうた
実際は昭和16年に94歳で死んだけどそのときも辞世をと望まれても
「あの時に言った」と言って亡くなったっていう
・・・格好良すぎ。
216 :日本@名無史さん:01/10/23 12:08
「魁けてまたさきがけん死出の山 迷ひはせまじすめらぎの道」清河八郎
本人は死ぬ気は無かったけど、詠んだ夜に殺されちゃってる。
湧き上がる意気込みと、あっけない中断が好対照の皮肉な一句だと思う。
映画「暗殺」で演じた若き日の丹波哲郎がカコ良すぎ。
252 :日本@名無史さん:01/11/24 10:11
まだ出てないな。
「身はたとひ武蔵の野辺に朽ちぬとも留め置かまし大和魂」
松陰吉田寅次郎
おまけ
「是非に及ばず」
織田信長
269 :日本@名無史さん:01/12/13 12:57
身はたとへ 太平洋に水漬くとも 留め置かまし 大和魂
海軍飛行兵曹長 長井泉 (20)
272 :辞世ではないが:01/12/21 03:18
咲きしより今日散る花の名残まで 千々に心のくだけぬるかな
伊達政宗
あらざらむ此の世のほかの思ひ出に いまひとたびの逢ふこともがな
和泉式部
仙涯和尚
死にとうない
258 :歴史の勉強:01/11/24 23:15
無学祖元の「臨刃偈(りんじんげ)」を書いておきます。
乾坤無卓孤×地
喜得人空法亦空
珍重大元三尺剣
電光影裏斬春風
(×は、竹冠+工(扁)+「おおざと」(旁)。杖の意味らしい)
乾坤無地卓孤筇 乾坤 地の孤筇(こ)きょうを卓(た)つる無く
喜得人空法亦空 喜び得たり 人は空にして 法も亦空なるを
珍重大元三尺剣 珍重す 大元 三尺の剣
電光影裏斬春風 電光影裏(でんこうえいり) 春風を斬る
No title
てめえが知らねえくせに何がご存知の通りだ
笑わせんな
No title
おとめの 床のべに わが置きし つるぎの太刀 その太刀はや
がいい。
キルヒアイスと姉さんを憶いながらいったラインハルトのようで泣きそうになるw
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